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デジタルの時代にあえて紙!用途で選ぶ印刷物のススメ その1

どんな媒体を使って宣伝する?


みなさん!自分の会社を紹介するならどんな媒体を使用しますか?
インターネットだったらHPやSNSが主流ですよね!
最近は新聞に織り込まれるチラシも、イベントで配布されるカタログも減ってきてしまいました…。
街頭で配っているティッシュなんかは本当に絶滅危惧ですね!

デジタルマーケティングがますます主流となる現代!
紙媒体の広告、特にチラシ、カタログの重要性は見過ごされがちです。
でも、紙にはデジタルにはない特有の魅力と効果があります!!!!

今回は、視覚的・触覚的なインパクトに着目しながら、どのような場面で印刷物を作るのが有効なのかをデジタル媒体と比較して探ってみましょう!

1. 視覚的・触覚的なインパクト

印刷物は、視覚だけでなく触覚にも訴えることができます。
和紙、コート紙、マット紙、高級紙 etc…
そういえば、藁半紙って小学校でしか見なかったなぁ…。
手に取った瞬間の質感や重み、紙の種類や印刷の質感など、デジタルでは得られない感覚的な体験を提供します。
重厚感って素敵な言葉!

例えば、高級なレストランやブランドショップの宣伝には、紙の質感を活かした高級感のあるチラシやカタログが効果的です。
同じ紙にも重さによってランクがあります。
顧客はその印刷物を手にした瞬間から、ブランドの価値を直感的に感じ取ることができるのです!!!
安いからって名刺を軽い紙にするとすぐ折れたりしてしまうのでおすすめできませんよ。

最近は「しこくてんれい(四国典礼)」っていう和紙のような風合いの紙もショップカードやポストカードなど小さいものにも使われるようになってきて表現の幅が広がってきました。
和紙風な見た目の紙に筆文字で書かれた文字は侘び寂びを感じさせてくれてとても素敵です。
廃規格が増えているのでぜひみんな使って欲しい。(切実)

そういえば昔、展示会で見かけたアルバムのような重さの和酒器メーカーカタログは思わずいただいてコレクションにしてしまいました…
いつか購入しようとカタログだけを握りしめてます。

このカタログ、とっても重くて重厚感がすごくて、中身も作品集のようにまとまっていて思わず聞いてしまったんです。
この本おいくらですか?って。
百科事典のような重みがあって装丁も黒地に銀の箔、明朝体に絵本のような厚みの紙でまさかカタログとは思いませんでした!
箔押しってモニターで表現できない高級感でいいですよね!
本当に書店に売っているような重さの本をカタログとしていただいて帰ってきたのです。

このように実際に手に取って感じ取れる触覚を大切にしている人もいます。
印刷でしかできない表現もまだまだあります。
モニターという均一化された媒体から触覚という別の感覚へのアプローチをしてみるのはいかがでしょう!

ちなみに、弊社では紙印刷物の他に看板印刷のノウハウを持ったスタッフもおります!
建物ラッピング印刷など触れる看板、触覚に訴える印刷物をお求めの方はぜひお声がけくださいね!

2. ターゲティングと地域性

デジタル広告はインターネットという広範囲にわたるリーチ力が魅力ですが、逆に地域に特化した広告を出す際には、紙媒体の方が効果的な場合があります。

例えば、地域のイベントやローカルビジネスの宣伝には、直接手渡しや郵便受けに投函する形で配布されるチラシが強力です。
それこそ新聞の折込とかですね。
絶滅危惧種な街頭ティッシュ配りはもらえたりもらえなかったりがありましたからね。
ターゲットとなる人物層に直接アプローチできるため、効率的かつ効果的にメッセージを届けることができます。

また、いつも通勤や外出の時に見かけている看板も地域性が出ているんです。
ターゲットが多い場所をリサーチして出したり、待ち時間に見せたい看板にしたり、季節によって入れ替わったり。。。
駅看板は意外と募集があったりして想像より掲載ハードルが低かったりします!

そんな直接性を活かせるのがDM(ダイレクトメール)と呼ばれる印刷物です。
これはまだ主流営業の手法ですね。
メールマガジンの方が増えてきた体感はありますが…

不特定多数にアプローチするデジタル広告に比べて特定のターゲットを絞ってアプローチする看板、ポスター、DMはデータとしてアナリティクスが見られない代わりに、より必要としている人に直接アプローチすることができます!
少なくとも未開封でゴミ箱へ一直線なメールに比べると、とりあえず来たハガキとかはポストからゴミ箱まで読ませる猶予がありますからね!

3. 視覚的な集中と没入感

デジタル広告は画面上に表示されるため、多くの情報が同時に流れ込みやすく、視覚的に分散されがちです。一方、紙のチラシは一度手に取られると、他の情報に邪魔されることなく、内容に集中してもらえるという利点があります。特に、新聞の折り込みなどは新聞を読むという習慣と結びついていますので、消費者にじっくり読んでもらいやすいのです。


類似のものとして、広報誌や会報など読んでもらいたい人が見ている媒体を中心に掲載するという形態もあります

単発で投函されるより習慣的に目に入る可能性が高まります
ターゲットへ直接届くいう点においても没入感がたかまりますので潜在的リーチが高まっておすすめです

4. 長期保存と反復利用

デジタル広告は瞬間的に目に触れるものの、スクロールやクリック一つで簡単に消えてしまいます。それに対し、紙のチラシは保存性が高く、冷蔵庫やデスクの上に貼られたり置かれたりして、繰り返し目に触れる機会が多いです。これにより、広告内容が長期間にわたり効果を発揮することが期待できます。

逆に中身が頻繁に変わるようなものについては紙ではなくデジタル広告での運用をお勧めします

中身が変わらないものの代表例とすればカレンダーなどです
カレンダーへ事業内容と一緒にロゴなどを印字することで仕事内容や事業事例を印象付けることが可能です

このように1年間使用できて反復して印象付けることができる使い方も紙媒体ならではの選択肢となります

5. 信頼感とブランドイメージの強化

紙媒体はその存在感と物理的な重みから、信頼感を与える効果があります。実際に手に取ることで、デジタルにはない信頼感やブランドの真剣さを伝えることができるのです。特に、フォーマルな場面や高価格帯の商品を扱う場合には、紙媒体を使うことで一層の信頼感とブランドイメージの向上が期待できます。

代表的な例でいくと名刺やパンフレットが挙げられます

また、印刷の画質や質についてもブランドイメージにつながりますので高い紙を使用する際は格にあったデザインも併せてご検討ください

ロゴやキャラクターなどがいるとブランディングイメージとして統一感を演出することができますよ

まとめ
デジタルの時代においても、紙媒体、特にチラシはその独自の価値と効果を持ち続けています。視覚や触覚に訴える力、地域特化のターゲティング、視覚的な集中と没入感、長期的な保存と反復利用、そして信頼感とブランドイメージの強化など、多くの利点があります。広告の目的や対象によって、デジタルと紙の媒体をうまく使い分けることが、効果的なマーケティング戦略の鍵となるでしょう。次回の広告キャンペーンでは、ぜひ紙のチラシの力を再評価してみてください。