動画制作の現場では、普段聞き慣れない専門用語が飛び交うこともあります。
今回は、動画制作時にご質問が多い用語をカテゴリー別にまとめました。
ぜひ辞書代わりにご活用ください!
📌 【企画・準備段階】
香盤表(こうばんひょう)
撮影スケジュールや出演者の予定を記載したタイムスケジュール。撮影の進行管理に使用。
絵コンテ(えコンテ)
映像の画面やカット割り、セリフなどを1カットずつイラストで表現したもの。
字コンテ(じコンテ)
映像の構成を文字だけで記載したもの。絵コンテより手軽で迅速に作成可能。
Vコン(ブイコン)
ビデオコンテの略。完成イメージを簡易的に表現した動画。
ロケハン(ロケーションハンティング)
撮影前に現地を下見し、撮影環境や許可を確認する作業。
🎥 【撮影関連】
ホワイトバランス
カメラが白を正確に認識するための調整機能。色味を整える。
スタビライザー
撮影時の手ブレを軽減する機材や技術。ジンバル等が代表的。
同録(どうろく)
映像と音声を同時に収録すること。
同ポジ(どうポジ)
カメラの位置や角度を固定したまま撮影を続けること。
板付き(いたづき)
映像の冒頭から出演者がフレーム内にいる状態。
オンリー(オンリーワン)
映像とは別に、セリフや音声だけを録音すること。
画角(がかく)
カメラレンズを通して見える範囲。
見切れ(みきれ)
フレーム端で被写体の一部が切れてしまう状態。
ピン
ピントが合っていること、またはピントを合わせること。
カメラワーク
カメラの動きや操作の総称(パン、チルト、ズームなど)。
シズル
視覚や聴覚に訴えかけ、魅力的に見せる演出(例:料理のジューシーな映像)。
🎬 【編集・後処理関連】
完パケ(かんパケ)
全ての編集作業が完了した最終完成版の動画。
白パケ(しろパケ)
テロップやエフェクトが未完成の状態の動画。
MA(エムエー)
音声や音楽の最終調整を行う作業。音の仕上げ。
クロマキー
緑や青の背景を透明化して別の映像を合成する技術。
トランジション
映像間を繋ぐ切り替え効果(ディゾルブ、ワイプ等)。
カットアウェイ
主要なシーンから一時的に別の映像に切り替える編集手法。
Jカット
次のシーンの音声が前の映像に重なって始まる編集技法。
トリミング
映像の冒頭や末尾を短くして不要部分を除くこと。
ジャンプカット
時間の経過や位置の変化を示すための編集手法。
コンポ(コンポジット)
複数の映像を合成して1つの映像を作る作業。
カラーグレーディング
映像の色調整を行い、全体の雰囲気を整える工程。
フッテージ(クリップ)
映像編集に使う素材のこと。
オフライン編集(仮編集)
テロップなどを仮で入れ、完成に近い状態で確認する編集段階。
キャプション
画面に表示するテキストや字幕。
エフェクト
映像に追加する特殊効果や加工。
レンダリング
編集した映像を1つの動画ファイルとして書き出す作業。
📺 【技術関連】
アスペクト比
動画画面の縦横比。16:9が一般的。
ビットレート
1秒あたりのデータ量。高いほど高画質。
フレームレート(fps)
1秒間に表示されるフレーム数。一般的な値は30fps。
エンコード
動画データを圧縮し、視聴可能な形式に変換すること。
ローリングシャッター
動きの速い被写体が歪んで見える現象。
解像度
映像の細かさを表す指標。フルHDは1920×1080ピクセル。
🎙️ 【音響関連】
BGM・SE
BGMは背景音楽、SEは効果音のこと。
ナレーション
ナレーターが映像に合わせて語る音声。
ナレ撮り
ナレーションを収録する作業。
ボイスオーバー
映像に重ねてナレーションを入れること。
🌟【映像の種類】
企業プロモーション映像
企業の概要を視覚と聴覚で伝え、印象を強化する動画。
リクルート映像
採用活動向けの動画で、働く環境や企業理念を伝える。
商品・サービス販促映像
商品の特長や魅力を動画で伝え、訴求力を高める。
マニュアル映像
商品説明や業務マニュアルを映像化したもの。